著作権・ソフト委員会

(更新日:2002年5月14日)

平成13年度 事業報告

  1. 定例会の開催
    • 定例会を10回開催した。また定例会に合わせて、内外講師による最新のデジタル技術及び話題のデジタル新規事業を紹介するセミナー勉強会を9回開催し多くの会員が受講した。
    定例会
    開催日
    セミナー
    タイトル
    セミナー
    講師名 会社名
    セミナー
    担当部会
    4月12日 なし
    5月10日 ブロードバンドコンテンツ配信サービス 
    「ヒットポップス」
    樋口健 
    営業本部長(株)ヒットポップス
    ソフト
    6月14日 著作権等管理事業法に伴うJASRACの実務対応 野方英樹 
    JASRAC送信部課長
    インターネット
    7月12日 ブラザー工業開発のNET情報
    シールメーカー(スポットスナップ)のデモ
    井上昭成 
    営業企画部PMブラザー工業(株)
    カラオケ
    9月13日 AMEI標準透かしの内容説明と試聴 戸叶司武郎 
    ヤマハ(株)
    内藤 丈嗣 
    日本ビクター(株)
    プロテクト
    10月11日 BREWの概要とキャリアのBREW サービス動向 井出基樹 
    プラットフォーム技術部長クアルコムジャパン(株)
    モバイル
    11月8日 CD/DVDレーベルのオンデマンド・パブリッシング
    三宅義冶 
    代表取締役社長
    (有)デジタル・ストリームス
    パッケージ
    12月13日 ネットワーク時代の音楽制作・表現と配信 長谷川豊 
    メディア総合戦略室企画グループマネージャー ヤマハ(株)
    ソフト
    1月24日 著作権等事業法のもと4月1日からの新管理事業者JRCの事業説明 荒川祐二
    代表取締役社長
    ジャパン・ライツ・クリアランス
    インターネット
    3月14日 「音楽許諾管理システム=Melodies」と「マルチコンテンツデジタル配信対応の権利=Memories」の構想紹介 中西 康浩
     (株)メロディース&メモリーズグローバル取締役
    プロテクト

  2. 著作権等管理事業法の説明会
    • 平成13年6月11日午後2時より2時間余にわたり 文化庁長官官房著作権課の川瀬真課長補佐を招き、航空会館にて、平成13年10月1日、施行される著作権等管理事業法に関する省令説明会を開催した。参加者はカラオケ部会会員を中心に55名であった。
    • 著作権等管理事業法の概要と省令
    • 仲介事業法と著作権等管理事業法の規制対象範囲に関する違い
    • 著作権等管理事業法に関する実務(登録、管理委託契約約款の作成・届出、使用料規程の作成と届出、使用料規程に関する是正措置、指定管理事業者に対し利用者代表が協議を求める場合等)
  3. ソフト部会
    • GM2ワーキング
      • GMレベル2の普及発展、市場拡大のためのデータ書式の標準化(5回のWG)
        データ制作ガイドブック作成、データ制作者の為のツール開発提供
    • GM2セミナーの実施
      • 「楽器フェア2001」開催時の10月19日、池袋サンシャインシティにて「概要と活用法についてデモを交えて:講師 青山忠英氏」で実施した。
  4. インターネット部会&モバイル部会
    • インタラクティブ配信による音楽著作物利用事業の公正な使用料確立」にNMRC活動を通 じ、特にJASRACの使用料改定(4月1日)案の検討協議。
      第12節のストリーム形式について、現在時点AMEI側主張が充分入れられていないので至急JASRACに改訂申し入れするようNMRCを通 じ行なった。
      (JASRAC側の案はストリーム形式をオンデマンドとウェブキャステイングに区分し使用料課金をする案であったが今回は撤回、しかし「1曲使用の場合4.5円又は4.5%のいずれか多い額を使用料とする」「歌詞、楽譜等可視的な利用の場合の使用料」の2点について、異議がある。)
    • 携帯電話をベースとした音楽著作権使用料の適正化。
    • 著作物の保護という視点から考察したMIDIセキュリティに対する変え方の啓蒙。
  5. カラオケ部会
    • 著作権等管理事業法改訂に伴う「JASARCの利用料規程」の検討協議。
    • 新管理事業者のEライセンス、JRC(2社)とも業務用通信カラオケには現段階では参入しない旨を表明、当面 JASRAC1社が音楽著作権管理事業者となる。
    • 但し、今後個人管理への対応等の問題が残る。
  6. パッケージ部会
    • 「インタラクティブ性のあるパッケージソフト著作権料率について」JASRAC映像部長に、規程案未定であっても事業の許諾を出して欲しい旨の申入れ書を提出した。(平成13年4月6日)
    • シンクロ権について他部会と意見交換をする。

2. 平成13年度 事業計画

  1. 全体定例会
    10回開催、各部会の活動内容の報告及び検討と会員の勉強会と問題提起のためのセミナーを外部講師を招いて実施(9回予定)

    第 回 開催予定日 時間 セミナー担当 備考
    1 平成14年4月11日 13:30〜15:30 セミナーなし 活動計画の検討
    2 平成14年5月9日 13:30〜15:30 ソフト規格部会
    3 平成14年6月13日 13:30〜15:30 インターネット部会
    4 平成14年7月11日 13:30〜15:30 カラオケ部会
    5 平成14年9月12日 13:30〜15:30 ソフト規格部会
    6 平成14年10月10日 13:30〜15:30 モバイル部会
    7 平成14年11月7日 13:30〜15:30 カラオケ部会
    8 平成14年12月12日 15:30〜17:30 ソフト規格部会 忘年会(18:00〜)
    9 平成15年1月16日 13:30〜15:30 インターネット部会 NAMMショー 1/16〜19
    10 平成15年3月6日 13:30〜15:30 モバイル部会

  2. ソフト部会  (定款事業 第4条の1項)
    マルチメディアソフトウエア、コンテンツを軸とした各種調査、研究を通 じMIDI、音楽電子事業の活性化、普及啓発活動を行う。
    • メモリーカード等セキュリティ問題
    • 会員企業の知的財産等の権利保護問題
    • その他規格問題等
    • GMレベル2スコアWG:GMレベル2の普及発展、市場拡大のための普及、啓蒙活動とデータ書式の標準化を図る。(昨年よりの継続テーマ)
      (データ制作ガイドブックの作成、データ制作者のための各種ツールの開発、互換性向上のための活動)
  3. カラオケ部会 (定款事業 第4条の1項)
    • 著作権等管理事業法施行の年にあたり、AMEI設立当初からの活動経験を生かし、JASRAC以外の音楽著作権管理団体も含め協議・交渉を行い、日本が生んだカラオケ文化が一層発展する様に、権利者・利用者・事業者の三者が共に有益になる事を目標に、会員各社の事情も配慮し共通 できる課題に取り組む。
  4. インターネット部会)(定款事業 第4条の1項)
    会員各社のネットワーク環境におけるMIDI活用の音楽著作物利用事業の公正な使用料の確立。
    • NMRC「ネットワーク音楽著作権連絡協議会」(10団体)を通じ、AMEI会員の意見を反映させた形で ネットワーク(インターネット)における音楽著作権使用料の適正化を推進。
    • NMRCモバイル分科会として、携帯電話をベースとしたインタラクティブ音楽著作権使用料の適正化。
  5. モバイル部会 (定款事業 第4条の1項)
    NMRCモバイル部会を軸にした着信メロディ等のモバイルコンテンツに関わる著作権使用料及びその規程の見直し。
    • NMRCモバイル分科会とJASRACの定期開催を行い、モバイル関連コンテンツに関わる著作権使用料の減額を図る。
    • JASRAC、第2JASRAC等との著作権処理の適正運用を図るための協力体制を作ってゆく。
    • 第三世代以降の新しい携帯電話での著作権保護のためのセキュリティ強化を検討
    • 第三世代以降の新しい携帯電話でのコンテンツ事業者の適正な事業運用を図るための環境を提言して行く。
    • 無許諾サイトなどの取締まりを権利者や管理団体が適正に行っていく上での協力。